りはびりマニア
生まれ変わりたいけど、今の自分も認めましょう。
音楽劇 ヴォイツェク
唐突に、ヴォイツェクのお話を。
2013年10月ですってよ!
下書きが残っていたので、加筆修正して、更新ー。
公式さんから。
「ヴォイツェク」は、とある殺人事件をもとに書かれたヨーロッパの未完の戯曲。
作者ゲオルク・ビューヒナーの生誕200年にあたる2013年、この名作が、
演出・白井晃、脚本・赤堀雅秋という演劇界注目の初タッグで甦る!
三宅純の音楽世界を、ヴォイツェク役の山本耕史はどう演じ歌うのか?
ストーリー
美しい内縁の妻マリーと、幼い息子とともにささやかな暮らしを営む一兵士
フランツ・ヴォイツェク。高慢な大尉の髭を剃り、尊大な医師の実験対象となって
わずかな日銭を稼ぐヴォイツェクだが、ある時マリーが男盛りの鼓手長と浮気して
いると聞かされる。
あるときは怪しげな見世物小屋で、あるときは猥雑な酒場で、ヴォイツェクの
目を盗んで鼓手長と会うマリー。ヴォイツェクはいつしか奇妙な幻視と幻聴に苛まれ、
マリーへの不信を募らせていき…。
山本耕史/マイコ/石黒英雄 良知真次/池下重大 青山草太 /日比大介
駒木根隆介 加藤貴彦/半海一晃 春海四方/真行寺君枝/今村ねずみ 団時朗
ヴォイツェク、純粋でした。
人の話を聞いてる時の目、周囲の人の動きを見ている目、痛々しくて。
手の動きや首の傾げ方、動き方全てがヴォイツェクという人間なんだなあと。
やっぱり、山本さんの声、好きです。
でも、カール(良知真次)の♪人差し指から、めーしあーがれー♪
がぐるぐるしてます。←今だにすぐに思い浮かぶ。
最前列で観ていたので、ヴォイツェクの息遣い、汗、細かい動き、
ほんとによく見えました。
最後の方で、放心しながら、目の前を走って往復するのも、じーっと見ました。
今村ねずみさん、初っぱなから、
物凄い目が合いまくりで、大変びびりました。
が、しゃべるまで、ねずみさんだとわかりませんでした。
相変わらず、体のキレが素晴らしい。
贅沢だけど、最前列だと、最後の湖が見えなかったのが残念。
マリーは全然見えなかったです。
まだ死なないのか、の後は、足や手首なんかも切ってたのかしら。
その後、マリーはずっと湖にいたのかしら?
あと、ヴォイツェクは、湖の深みにはまって死んでしまったのかしら。
そこは人それぞれの解釈で良いのかな。
水面を反射する光や、ナイフを投げる距離、ばしゃばしゃ歩き回るヴォイツェクから、
そうとうでかい湖なんだな!ってことはわかりました。
そういえば。見えないとこもあるかわりに、見えちゃったところもありました。
開演前、帽子被って下手袖をうろうろしてる男性がたくさんいて、スタッフさん
見えてるよー、と思ったら出演者でした(笑)
袖で乳母車持ってスタンバイするマリーやカールも、見えました。
目の前で舞台を見つめるねずみさんやカールも思う存分じろじろ見れたし、貴重な体験。
殺人は悪いことに決まってるのに、ヴォイツェクの純粋さが痛々しすぎて、
可哀想になってしまう。
時々、同調しかけて危なかった。空を見つめて、ゆらゆら揺れながら話されると、
催眠術みたいに、自分も一緒に揺れそうで。
危ない危ない。
引きでも、見たかったなあ(贅沢)
首を少し傾げて、せかせかしてるヴォイツェク、目がいっちゃってるのとか、
早口でぶつぶつ言うのとか甦ってきます。
だけど、歌うと、静かなのに力強い。
純粋で真っ直ぐだから、心の中で思っていることは強いんだろうなあ。
重い話だから、なかなかの疲労感だったけれど、
終演後、思ったより全然どろどろした気持ちではなかったです。
妙な爽快感があった。殺人なのに!?殺人だから???
読んでくださった方、拍手してくださった方、
ありがとうございます。
2013年10月ですってよ!
下書きが残っていたので、加筆修正して、更新ー。
公式さんから。
「ヴォイツェク」は、とある殺人事件をもとに書かれたヨーロッパの未完の戯曲。
作者ゲオルク・ビューヒナーの生誕200年にあたる2013年、この名作が、
演出・白井晃、脚本・赤堀雅秋という演劇界注目の初タッグで甦る!
三宅純の音楽世界を、ヴォイツェク役の山本耕史はどう演じ歌うのか?
ストーリー
美しい内縁の妻マリーと、幼い息子とともにささやかな暮らしを営む一兵士
フランツ・ヴォイツェク。高慢な大尉の髭を剃り、尊大な医師の実験対象となって
わずかな日銭を稼ぐヴォイツェクだが、ある時マリーが男盛りの鼓手長と浮気して
いると聞かされる。
あるときは怪しげな見世物小屋で、あるときは猥雑な酒場で、ヴォイツェクの
目を盗んで鼓手長と会うマリー。ヴォイツェクはいつしか奇妙な幻視と幻聴に苛まれ、
マリーへの不信を募らせていき…。
山本耕史/マイコ/石黒英雄 良知真次/池下重大 青山草太 /日比大介
駒木根隆介 加藤貴彦/半海一晃 春海四方/真行寺君枝/今村ねずみ 団時朗
ヴォイツェク、純粋でした。
人の話を聞いてる時の目、周囲の人の動きを見ている目、痛々しくて。
手の動きや首の傾げ方、動き方全てがヴォイツェクという人間なんだなあと。
やっぱり、山本さんの声、好きです。
でも、カール(良知真次)の♪人差し指から、めーしあーがれー♪
がぐるぐるしてます。←今だにすぐに思い浮かぶ。
最前列で観ていたので、ヴォイツェクの息遣い、汗、細かい動き、
ほんとによく見えました。
最後の方で、放心しながら、目の前を走って往復するのも、じーっと見ました。
今村ねずみさん、初っぱなから、
物凄い目が合いまくりで、大変びびりました。
が、しゃべるまで、ねずみさんだとわかりませんでした。
相変わらず、体のキレが素晴らしい。
贅沢だけど、最前列だと、最後の湖が見えなかったのが残念。
マリーは全然見えなかったです。
まだ死なないのか、の後は、足や手首なんかも切ってたのかしら。
その後、マリーはずっと湖にいたのかしら?
あと、ヴォイツェクは、湖の深みにはまって死んでしまったのかしら。
そこは人それぞれの解釈で良いのかな。
水面を反射する光や、ナイフを投げる距離、ばしゃばしゃ歩き回るヴォイツェクから、
そうとうでかい湖なんだな!ってことはわかりました。
そういえば。見えないとこもあるかわりに、見えちゃったところもありました。
開演前、帽子被って下手袖をうろうろしてる男性がたくさんいて、スタッフさん
見えてるよー、と思ったら出演者でした(笑)
袖で乳母車持ってスタンバイするマリーやカールも、見えました。
目の前で舞台を見つめるねずみさんやカールも思う存分じろじろ見れたし、貴重な体験。
殺人は悪いことに決まってるのに、ヴォイツェクの純粋さが痛々しすぎて、
可哀想になってしまう。
時々、同調しかけて危なかった。空を見つめて、ゆらゆら揺れながら話されると、
催眠術みたいに、自分も一緒に揺れそうで。
危ない危ない。
引きでも、見たかったなあ(贅沢)
首を少し傾げて、せかせかしてるヴォイツェク、目がいっちゃってるのとか、
早口でぶつぶつ言うのとか甦ってきます。
だけど、歌うと、静かなのに力強い。
純粋で真っ直ぐだから、心の中で思っていることは強いんだろうなあ。
重い話だから、なかなかの疲労感だったけれど、
終演後、思ったより全然どろどろした気持ちではなかったです。
妙な爽快感があった。殺人なのに!?殺人だから???
読んでくださった方、拍手してくださった方、
ありがとうございます。
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