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人間風車 2017

自分からは逃げられないのだなあと、たびたび思う。
今日も過食してしまった。でも、食べ過ぎと認定する。
どうしたんだろう。しばらく治まっていたのに。
おまけに、今日は一日無かったみたいに眠り続けてしまった。
料理と衣替えしようと思っていたのになあ。
疲れてるのかしら。
くそう。自分に負けない!

というわけで、「人間風車」先日観てきました(唐突)

まずは、基本情報。公式さんより。
平川(成河)
売れない童話作家。近状の子供たちに奇想天外な童話を披露するのが日課。アキラとの出会いが作風にも大きな変化をもたらしていく。
アキラ(ミムラ)
仕事に恵まれていないタレント。小杉がディレクターを務める番組でレポーターや司会を務めている。平川の純朴さとその物語に心惹かれる。
サム(加藤諒)
平川の童話を楽しみに公園に現れる風変わりな青年。近所の子供達に交じって話を聞き、後日その童話の登場人物になりきって現れ、平川らを驚かせる。
小杉(矢崎広)
TV局のディレクターで平川の大学時代の友人。アキラに好意を寄せ番組に起用しているが、振り向いてもらえない。私利私欲のためなら狡猾で手段を選ばない。
則明(松田凌)
公園で平川の話を聞く子供たちのリーダー的存在。にくらしさ満点だが、平川の話す童話にはいつも目を輝かす。
蒲田(今野浩喜)
刑事。山際の部下で、いつも振り回されている。殺人事件を捜査することになる。 
のん(菊池明明)
公園に平川の童話を聞きに来る女の子。
中野(川村紗也)
TV局のアシスタントディレクターで小杉の部下。現場でアキラが心を許す唯一の人物。
かっつん(山本圭祐)
公園に平川の童話を聞きに来る男の子。
古谷(小松利昌)
平川が応募した童話賞の選考委員。
紺野(佐藤真弓)
近所の親たちのリーダー的存在。子供に悪影響のある平川を毛嫌いしている。
山際(堀部圭亮)
連続殺人を捜査するベテラン刑事。過去の事件の辛さを抱えながらも、ブラックなウィットとユーモアに富んだ発言をする。
国尾(良知真次)
平川の童話作家仲間で、数少ない大人の友達。平川と対照的に現実的な思考の持ち主で、 “売れる童話”を書いている。

※劇中に登場する童話作家”星野かがやき”を、今野浩喜さんと小松利昌さんが日替わりで演じます。
ミムラさん演じるタレントのアキラが司会のテレビ番組にゲスト出演する”星野かがやき”。同じくゲストに呼ばれた良知真次さん演じる国尾と、番組内でどんなトークを繰り広げるのか…ご期待ください!

<あらすじ>
売れない童話作家の平川が披露する奇想天外な童話に、近所の子供たちは大はしゃぎ。けれども、童話の登場人物や題名はレスラーの名前、テーマも"三流大学出身より高卒の方がまし" だから、子供の親からはクレームばかり。
公園に集まる子供たちの中には、へんてこ童話の主人公になりきって現れる奇妙な青年・サムがいた。
ある日、平川はひょんなことからTVタレントのアキラと知り合う。その出会いは平川の作風にも大きな変化をもたらしていくのだが…

ネタバレありますので、知りたくない方は気をつけて!
これから見る人は、何も知らない方が良いと思うよ!!!

もっともっとグロいのを想定していたので、
思っていたより大丈夫でした。大丈夫って言うより、全然平気でした。
それはそれで、問題な気がするけども。。。
平川は、純粋であろうとして生きていただけに、悪意のスイッチが入ったら、
止まらなくなるんだなあと。
本当に純粋な人間は、人を信じて生きてきたとか言わない。
平川は純粋であろうとしたんだと思う。
というような事を、成河さんがトークイベントで言ってました。

平気だったのは、粗筋も読んでいて、平川がどういう行動に出るのか
大体想像できていたから。だから、平気だった。
それに、平川がああいった、残忍な行動にでるのは、
わかりたくないけど、わかってしまう部分もあってだな。。。
サムの事を面白おかしく話す可能性は、私にだってある気がする。
自分の大切な物を、ゴミみたいな、と言われたら、切れるかもしれない。
アキラの方の、そう言ってしまう気持ちもわかるしなあ。
どちらの気持ちもわかって、パズルがカチッとハマるように、
悪意が流れ出すのがわかりました。

平川とアキラの気持ちがわかってしまうのと逆に、
国尾が裏切るのを予測できてなくて。本当に驚いてしまった。
そして、ショックだった。嫌だった。
トークイベント後に会った友人に、
「良知くんがあんなことするなんて!」←色々間違ってる。
と、訴えてしまったが、友人は、原稿をあんな無防備に渡しちゃって
大丈夫かしら、って、思ったそうな。
あそこで、疑うべきだったのか!はう。
衝撃を受けました。
更に、実は本当のところは、良いところもあるんじゃないかと思っていた
小杉の、私利私欲にまみれた行動も嫌悪。
矢崎くん、こういう役するの初めてみた。
ほんとに嫌な奴。でもちょっと色気があって、嫌な奴、上手いなあと
思ってしまった。悔しい。←もう支離滅裂。

この作品における様々な悪意は、誰の心にも潜んでいそうなのが怖い。

平川の行動は許されない事だし、実際あってはならない事だと思う。
だから、結末が、あれで良かった。赦されてはならない。
結末は、前回前々回とは違って、初演に戻したそうです。
目を瞑っても消えないもの。
放射性廃棄物ですね。
って、成河さんが、トークイベントで言ってた。

古典ではないから、初演をそのままやるのはおかしい、
ということで、大分、書き直しされているみたいです。
現代は、もっと残虐な事件もあったりするから、初演の頃より、
現実がホラーに追いついたというか、追い越してしまった感じ?
現実は怖い。なあ。って。
しみじみ思いました。

どんな残虐なことが起こったか、文章で表現すると想像した人が
気持ち悪くなりそうだから、止めておくね。
まだまだ思うところはありますが、とりあえず、ここでお終い。
成河さんも、加藤涼くんも、皆みんな、良かったです。


読んでくださった方、拍手してくださった方、ありがとうございます。
今回も、見た人じゃないと、わからないような感想になっちゃいました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうー。
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テーマ : 不安定な心
ジャンル : 心と身体

tag : 舞台観劇

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